[本]本はどう読むか

この本の著者も、モンテーニュも、読んだ事を忘れてしまう事を恐れ、嘆いていたのだなと思って、安心した。

 

実用書に関して。

読んだ本を実践して、良き方向へアップグレードする事が目的である。自己啓発書のジャンルが相当する。だが、多くの読者はアップグレードまで辿りつかない。そもそも、本の内容を一回でも実践しない読者が大半を占める。読んで満足して、それで終わる。それに良いも、悪い、もない。内容を楽しんで、それでも終わりにするのも個人の自由だ。自己啓発本を、著者のサクセスストーリーというフィクション作品として捉えて楽しむのも、楽しみ方の一つである。

 

しかし、実践して、アップグレードしたいのならば、その内容を「習慣化」まで持っていく事が肝要であり、それがが唯一の方法である。人は習慣で作られる。この世に真理は無いが、もしこの世に真理があるとしたら、これは真理だと思う。

 

洋書の読み方が、大いに参考になった。

正真正銘の洋書を買ってムードを作る。判らなくても良いので、薄いペーパーバックを5冊、単語のストックをフル活用して、最後のページまで読む。必ず左から右へ読み、後を振り返らない。判ろうと、判るまいと、必ず洋書に慣れる。